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クローバー第15回 ざっくりまとめ

 クローバー🍀15回のざっくりまとめ

 53(木祝)13:0017:00

 

途中参加、途中帰宅者もありましたが、全部含めて10名の参加者。

 

テーマ1

「どういう場所で病気の話をしているか」

 

5年くらい前に発症。友達には話せない。

今までに関わった人たちに、理解してほしい気持ちと、そうでない気持ちがある。

話すと、離れていくのでは?と怖さがある。

うつ病とは話せても、統合失調症とは話せない。

病気になる前は友達がいなかったけれど、デイケアや作業所で友達ができた。でも、親戚には話せない。

病気を打ち明ける時は、症状のことも話しながら。混乱して症状があるだけで、普段は決して、悪い人ではない。

クローバーのような当事者会で話すのが良い。

 

テーマ2

「寂しく不安な時に、体調を上げる方法」

 

些細なことにもよく落ち込んでしまい、体調もいまいちになる。

ノートに、ひたすら自分の気持ちを書き出す。感情を吐き出す。

日記に、もう会えない人や、話したい人へ宛てた手紙を書く。

自分と向き合う。けれど、症状が重い時には逃げていい。人生、最後はひとり。

あえてひとりになってみる。そこから、気付くこともある。ひとり旅に行ってみる。

小桜インコを飼う。

寂しいから人に会いに行く。いいこともある。

単純な作業をしたり、動いてみる。

音楽を贈ってくれると、とても励みになる。

 

テーマ3

「陽性症状が出た時、どのように対処しているか」

 

仕事中に、幻聴や被害妄想が出ることがある。

疲れている時に幻聴が出やすい。

被害妄想が出てきたら、同じ障害者枠で働いている人に相談してみる。相談できる人がいるのは、ありがたい。

被害妄想をひとりで抱えると、悪い方向に行きがちなので、話せる人がいるなら、どんどん話してきちんと確認して、安心できるとよい。

 認知行動療法をやってみる。被害妄想を抱いてしまう、思考のくせを、改めて見つめ直してみる。

 

テーマ4

「医者と何を話しますか?」

 

日常生活では、症状は安定していて、特に話すことがない。

具体的に聞く。相談する。

疲れやすい、眠くなりやすいと相談すると、先生は「じゃあ薬を工夫してみましょうか」というような流れ。

 仕事の時に、体調の優れない原因を聞いてみる。

メモに書いていく。「一生薬を飲み続けなければならないんですか?」等。

いい先生ほど、薬を出さない?

患者が辛さを訴えると、薬を出すしかない?

母親は、薬が多くても症状が安定している方が安心。薬を増やされたくないから、母親と一緒には診察に行かない。

先生とは、「順調ですか?」「はい」「眠れてますか?」「はい」と、確認をとるだけ。話したければ、デイケアのスタッフと話す。スタッフと先生は繋がっている。

 

テーマ5

「人生の終の住処をどこに求めるか」

 

グループホームではなく、一般の人と同じように亡くなっていきたい。

誰にも迷惑かけずに、ポックリと亡くなれたらいい。

兄弟も結婚すると他人。迷惑かけられない。

親、特に母親が他界してしまうと、孤独感がひどい。

寂しいとふと感じた時は、テレビをつけたり、友人に電話したり。

人生、何を残して終えていくか、最近考えている。

 

テーマ6

「生活習慣病予防」

 

統合失調症を抱えながら、他の病気にも罹ったら本当に辛い。

 母が骨粗鬆症。遺伝するので心配。

 糖質制限が大事。けれど、何か食べたくなる時は、必ず糖質がたくさんあるもの。糖質も人間に大事だから、必要だから美味しいと感じる。

 ヨガをやると、精神も安定するから、食欲も抑えられる(英雄のポーズ、ダウンロックのポーズ、鶴のポーズがよい)

 予防するには、1日に8000歩、歩かなければならない。かなり大変。

 ブロッコリースプラウトを食べるといい。

 骨粗鬆症には、かかとおとしがよい。

 

テーマ7.

「最近、観た映画・読んだ本」

 

「松坂桃李主演の『娼年』を観に行った。アレのシーンばかりだったが、哲学的な内容も含まれる。プラトンの『パイドロス』(岩波文庫)という本が出てくる」

 「今、ゲイリー・オールドマン主演の『ウィンストン・チャーチル』という映画をやっているが、観に行きたいと思って、今、河合秀和『チャーチル増補版』(中公新書、1998.1)を読んでいる。ちなみに、軍隊にいるときの監禁経験で、ずっとうつ病に苦しんでいたとのこと」

 「最近、読んだ本で良かったのは慶応大学教授の鶴光太郎さんが書いている『性格スキル』(祥伝社新書、2018.2)という本。求職過程での面接で落とされると自分が否定されたような気がするが、それは真面目さや精神的安定性といった性格スキルで判断されたということに過ぎない。また、性格スキルは歳を取ってからも伸びていくということが書かれている。また、慶応大学のある田町からのバスで、たまたま鶴光太郎さんがいらっしゃって、声をかけて、少し話した。自分は社会的にドロップアウト気味であることを伝えると、『いや、人と比べてどうこうではなく、自分の枠の中で一生懸命にやっていけばいい。そうすることで、自分の枠を結果として、超えていくことができる』と言ってくださった」

 

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コメント: 4
  • #1

    ko uta (金曜日, 11 5月 2018 17:53)

    GWのクローバー、いつもより長い時間で楽しそうですね。ブログも楽しみにしていましたよ!

    さて、僕が言えるのは寂しい時に体調を上げる方法と、最近読んだ本や映画の事くらいでしょうか。

    僕もどうしようもなく落ち込んでしまって、命すら断ちたくなってしまう事が少なくはなりましたが、今でもたまにあります。そういう時に、そうなった根源や生きる意義、自分の価値を評価しようとしたりすると、背理的にその逆が証明されそうになるので、そういう考え方はしないようにしています。恒常的な定義として、僕(どんな人でも)は生きる価値がある者である事を認めて必ずそれに基づいて考えるようにしているんです。

    具体的な行動としては、予め用意しておいた、自分の好きな事(数学、手品、音楽など)をしたり、心さんにメールをしたりしています。

    功利主義のミルは「満足した豚であるよりも、不満足な人間である方が良く、満足した愚か者であるよりも、不満足なソクラテスである方が良い」と言いますが僕的には「満足した豚」大歓迎なので、時には鱈腹好きな事をするのも良いと思います。

    ソクラテスと言えば、ヒロくんさん。僕は中学三年生なんですが、盲学校の高等科ってあんまり行っても意味がない気がしてしまって、来年か再来年には高認を取って大学受験しようと思ってるんです。それで最近現代社会の勉強もしていたので、ソクラテスも知っていました。僕も哲学は結構好きかもしれません。(まだかなり無知なので確定は出来ませんが)好きな哲学者はピタゴラス、デカルト、パスカル、とかですかね(みんな数学者じゃん(笑))

    勉強も同じようなところがあると思いますが「経験」ってとても大切ですよね。百聞は一見に如かずと言いますが見えない僕としては、百聞は一行に如かずとでも言いましょうか(笑)頭で考えて証明して納得することよりも、一度実行してしまえば、それが当然になって、納得も何も同様に確からしいんですから、すんなり理解出来る時って多いですよね。

    だからこそ、こうすれば広く「幸せ」になるっていう事柄を決めておけば、いざ、不安で寂しくて仕方ない時にする行動が明確になるんですよね。僕の場合、自分が生きている事が許せない程どうしようもなく落ち込んでしまった時に、ぐちゃぐちゃで汚い文を心さんに送ったら、本当に救われる様な励ましてくれるメッセージが返って来た実体験があるから、またそういう状態になっても心さんが居てくれれば大丈夫だっていう余裕が生まれるんだと思います。

    以前はそう言う行動として本を読む、やドラえもんやウルトラマンを見る(笑)っていう選択をしていた事もあったんですが、目が見えなくなって最近はめっきり減りました。点字の書物とかも図書館で貸し出されているはいるんですが、面倒でなかなか読んでいないです。

    漫画は藤子・F・不二雄が大好きでドラえもんのタケコプターの最高時速が80km/hでパーマンが119km/hで飛ぶっていうのを知って物理的に検証したり、去年はパーマンの自由研究をしました(笑)可愛いキャラクターに沢山の夢と未来を乗せた少し不思議な世界観は見る人全ての好奇心や興奮を誘います。

    小説で好きな作家は辻村深月さんや重松清さんですかね。小学三年生の時に眠るのも忘れて辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』を読んで学校を休んでしまった事があります(笑)小説の中ではそれが一番好きですが、僕が一番読んだ本は秋山仁さんの高校数学ですね(笑)

    あの短歌の根本にもなった、同心円と平行線のモアレ(重ねた時に現れる図形)の関係も秋山仁先生から知りました。かおりさんにそこまで褒めて頂けると自己満足の極みみたいなあの短歌も報われます。

    でも、自己満足っていうのも良いですよね。「自分の枠」という言葉を借りるなら、その枠組みを自分の好きな事で満たして、豚が肥えたら、新しい事にも挑戦して、不満足なソクラテスを目指す事でどんどん枠組みを大きくしていけると、色々な人との関わりを持てて、対話の中で自分の立ち位置や価値が明確になって来て、根本的に不安や寂しさに苛まれる事も少なくなると思うんです。僕は全ての人が「よく生きる」事が出来る社会を望んでいます。

  • #2

    こころ (土曜日, 12 5月 2018 19:16)

    ko utaくん、コメントありがとう。
    いつもブログも楽しみにしていてくれてありがとうね。

    ko utaくんわ、何度か話したWRAP(ラップ)を自然に使えるようになってきてるね!
    さすがだなぁ。そのひとつに私があって、とってもとってもうれしいよ。
    いつも頼ってくれて本当にありがとう。寂しがり屋で自信のない私の幸福感をあげてくれてるのわ、
    ko utaくんの存在も大きいです。私もどうしようもなく不安な時、よくko utaくんが教えてくれた
    音楽を聴いてるよ。ko utaくんわ音楽のセンスもとてもいいと思う(元音響より)。私にわとても力になるよ。
    そして、ko utaくんというかけがいのない大切な人がいることわ、どこかで自信や余裕になっています。
    いつも本当にありがとう。

    「どんな人でも生きる価値わある」。本当にその通りだと思う。
    生まれてきた時点で、生きる価値わ、全ての人に与えられてると私わ思う。
    ただ、環境によって人の人格や言動も変わっていくから、環境って本当に大事。
    ko utaくんわ辛いこと苦しいことが多いい中、こんなにも深い優しさを持てるのわ、
    そして真っ直ぐなのわ、身近な人に恵まれたのかもしれないね。
    あと、本やドラえもんやウルトラマンなどなど、好きなもののおかげかな。
    もちろん、ko utaくんの芯の強さ、愛情の深さもあると思う。

    ko utaくんわかなりの哲学者だと思うよ。今の時点ですでに、哲学的な才能も芽生えてると思う。
    経験わ宝物だよね。ko utaくんわ、いろいろ貴重な経験をたくさんしてるから、
    きっとそれらを活かせる日が来ると思う。最近わ、もう活かせつつあるような気がするな。

    やっぱり、自分が経験して、自分が選ぶ、「元気に役立つ道具箱」がいいよね。

    ドラえもんのタケコプターってそんなに速く飛ぶんだね!すごい!初めて知ったよ。
    「可愛いキャラクターに、たくさんの夢と未来を乗せた少し不思議な世界観」ってぴったりないい表現だね。
    そういう世界観、私も好きだなぁ。ジブリもけっこうその世界観に近いかもね。
    「少し不思議な」ってところが、またわくわくする。

    「ぼくのメジャースプーン」懐かしいなぁ。ko utaくんに勧めてもらって読んだの、
    もう1年前になるのかな。読み始めると、止まらなくなるよね。(読んでない人わお勧めです)
    ラストが衝撃的だしね。小学3年生の時なら、なおさら衝撃が大きいラストだよね。

    自己満足の話しも、なるほどなぁって同感したよ。
    ko utaくん、ほんと繊細で的確に表現するよね。今私わ、枠組みを大きくしていって、
    いろいろな人と関わり対話して、自分に何ができるのか、自分で探っているところ。
    だから、ものすごく落ち込むことも、少なくなってきているかも。
    全ての人が「よく生きる」社会。優しいko utaくんらしい望みだね。
    でも、目指したいよね。みんなみんな、生まれてきた価値があるんだから。

  • #3

    ヒロくん (水曜日, 16 5月 2018 14:01)

    koutaくん、常に大人以上のコメントを有り難うございます。
    koutaくん、学問の知識を極めて、それを理解、分析していることに驚くと同時に、私わ59歳になるというのに一体自分わ何を今までしてきたのかと自問自答しています。koutaくんわ学問を自分の居場所としてみつけられたのですね。きっと若いkoutaくんにとってわ、何回も涙することも、挫折、後悔したり、自分自身の存在さえ問う場面を何回もくぐり抜けた自分がいるから、こんなにも自分のこと、学問に対しても、何に対しても、的確に客観的にみることができるのでわないかと感じました。
    そのような境地に達したkoutaくんにとってわ、これから怖いものわなく、自分自身の道を歩んでいかれると思います。時にわ壁にぶつかることもあると思いますが、koutaくんなら、乗り越えられると思います。その壁にひるむことなく、如何に乗り越えてやろうかと楽しみながら、進んでいかれると思います。
    koutaくん、高認を取り、大学受験にも君ならできると思います。不勉強の為、誤字などありましたらお許しください。でわまた、お会いしましょう。

  • #4

    やすみ (月曜日, 21 5月 2018 12:10)

    koutaさんえ

    こんにちわ。

    koutaさんわ、ものすごく好奇心があり、勉強もしっかりされているのが、無知である自分にも伝わってきます。

    koutaさんならば確率のことも、分かると思いますが、今、地球には70億人くらいの人が生きているのでしょうか。その中で、人生で出会う人は数万人くらいでしょうか。そうすると、koutaさんと自分やこころさん、クローバーの皆さんと出会ったのはすごい確率だなと思います。

    自分わ今年、40歳になるのですが、たいしたことわ言えなくて申し訳ないのですが、koutaさんともご縁を頂き、嬉しく思います。これからまだまだたくさんの可能性がkoutaさんにわあると思っています。

    もちろん自分にも可能性があると思っています。立つフィールドわ違うかもしれないですが、お互いに切磋琢磨していきたいですね。

    それでわ、またね。