クローバー第37回

 クローバー🍀37回まとめ

 201954日(土曜日)午前10時から正午

 かながわ県民センター 15階 第一相談室

 初参加者1名を含む8名の参加。

 

テーマトーク1 皆さんの主治医の治療方針について

 「自分の主治医はカウンセリングをして、薬を処方する。皆さんの主治医はどんな治療方針か?」

 「私は『薬は増やさないで』と自分の希望を伝えている」

 「前の主治医からは『私ができることは薬物治療しかない。カウンセリングなどは紹介するから、他でやってもらってくれ』と言われた。今の主治医は話は聞いてくれるが、方針は同じ」

 「自分は薬に頼りたいが、主治医が薬を減らしたがる。薬を減らすと、辛い日が多い」

 「主治医とは別途カウンセラーに話を聴いてもらうと、保険が効かないので、お金がかかる。1時間数千円とか」

 「薬のことを医者に聞きたい」

 「薬のことは医者しかわからないから、主治医には薬の処方でどうにかなる主症状の辛さと副作用の辛さを相談することに絞ったほうがいい」

 

テーマトーク2 病気になって失ったもの

 

「人間関係、仕事、夢を失った。陽性症状が出ると、事情を知らない人からしたら、昼夜問わず、とても嫌なことを言ってしまった。その後、謝って、人間関係が戻っても、また再発して、陽性症状が出ると、同じことを繰り返してしまう」

 「いろんなコミュニティを持っておくことが大事」

 「趣味のコミュニティへ行っても話せないという悩みが自分にはある。自分に自信がない」

 「病気になって、失ったものがあると、人は強くなれるし、人にやさしくなれる」

 「記憶を失った。小さい頃、家族にかわいがられたということの記憶が薄れていっている」

 「私は記憶力が低下した。つまり、認知機能を失った。体も疲れやすい。体力も失った」

 「そういった喪失感がやる気をなくし、さらに、低下していくという悪循環。悪循環を断ち切るのは難しいが、自分を卑下せず、できなくても『ま、いいか。またやればいい』という姿勢でいくといい」

 20代、30代の青春を失った」

 「いや、これからが青春」

 「夏苅郁子先生は講演で『辛いことを話しきって、そのあと、楽しいことを考えればいい』と言っていた。この場が辛いことを話しきれる場になれればいい」

 

 テーマトーク3 調子を崩した時に、調子を取り戻してコミュニケーションを取る近道

 

「病気でいろんなところで敏感になり、コミュニケーションがうまくとれない」

 「慣れ。場数を踏む」

 「これから話すことをメモする」

 「調子が悪くてもこうして来ていることがすごい」

 「いろんなところに足を運ぶことが大事」

 「悩む人ほど強くなる」

 「当たり前は失って、大事なものだと気づく。気づいて、反省して、そして、人は変わる」

 

 テーマトーク4 幻聴の対処の仕方

 

「風呂に入っている時、音楽を聴いている時など一人でいるときに聞こえてくる」 

「ある主治医は『運動をたくさんして、栄養と睡眠をしっかり摂ることが大事』と言っていた」

 「私の場合、人と話すと、幻聴が減った」

 「頭を冷やして、寝ると収まった」

 「幻聴で生活のリズムが崩れる。規則正しい生活を送れない。安定剤を飲んで生活するしかない」

 「私の場合、幻聴と気づくと、恐怖はなくなった」

 「運動が嫌なら、手を動かす趣味がいいのでは?編み物とか」

 「私は幻聴にずっと苦しんでいたが、あるパートナーと出会い、そこから、幻聴がすくなくなっていき、今はない。自信を取り戻し、自分は『生きていていいんだ』と思えたことが大きいのかも。家族の理解が大事。統合失調症を理解してもらうのは大変。魚が永遠に泳いでいるということを我々人間が理解しにくいのと同じ」

 「自分は幻聴についてある仮説を立てている。幻聴は自分の奥底の声で、自分はダメなやつだと思っていると、幻聴もそんな自分を責める内容を言ってくる。理解ある家族がいなくても、できることを増やしていき、自分の良いところ、満足できることを増やしていくことが大事だと思う」

 「『できて当たり前』はない。できてすごい!」

 

 

 

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コメント: 14
  • #1

    諏訪 (火曜日, 08 10月 2019 18:57)

    なにが起こったのか、わかりませんがLINEの設定がリセットされてしまいました泣

  • #2

    諏訪 (火曜日, 08 10月 2019 19:44)

    直りました。お騒がせしました汗

  • #3

    まりこ (火曜日, 15 10月 2019 21:47)

    代表をされている心さんの事を、少し書かせて下さい。

    良かったら、読んで下さい。

    心さんと初めて出会ったのは病気の当事者会でした。

    心さんは、小柄で可愛らしくて女の子らしい方。という第一印象でした。

    でも、その見た目とは違って話すととても芯の強い、真面目でしっかりとした女性でした。

    クローバーを立ち上げて下さり、定例会、女子会、会えない時はメールで心さんと関わらせて頂いておりますが、心さんの会話の途中の微笑みがとてもチャーミングです。

    そして、心さんの考えや言葉は人への思いやりや人の心に寄り添ってくれています。

    これからも、魅力に溢れた心さんで居て下さい。

    これからも、宜しくお願い致します。

  • #4

    こころ (金曜日, 18 10月 2019 11:41)

    まりこさん、メッセージどうもありがとう。

    私の事をたくさん誉めてくれて本当にありがとう。
    うれしいです。

    まりこさんと初めて会ったのは、もう2年半前くらいかな。

    優しそうで、飾り立てるのではなく、自然な綺麗さがあって、
    すごく惹かれたのを覚えているよ。

    話せば話す程、まりこさんは優しい心を持っていて、
    周りの人を大切にしていて、自分に何かできないかと
    すごく考えていて、実際にできることを一生懸命やってくれる
    素敵な人です。

    私の事もいつも大切にしてくれて本当にありがとう。

    まりこさんと過ごせる時間は温かいです。

    愛と思いやりを大切にしているまりこさんが大好きだよ。

    こちらこそ、これからもよろしくね。

  • #5

    ko uta (日曜日, 27 10月 2019 16:14)

    皆さん、お久しぶりです。
    僕も高校生になって、いじめからも解放されました。身体の具合が優れない日もたまにありますが、それよりも心さんと過ごせる日々が幸せで、毎日、明日を楽しみに感じながら眠りに就けています。

    まりこさんのメッセージを読ませて頂きましたが、小柄で可愛らしい微笑みがチャーミングなここちゃんを想像しただけで、僕も顔が赤くなりました。
    心さんは、お母さんみたいに母性で包んでくれる時もあれば、恋人のような可愛らしさで僕の方から抱きしめたくなる時もあって、女性として、いや、人としての魅力に溢れていますよね。
    人の悩みも自分の事のように、受け止める事が出来て、真摯に寄り添える心さんのような人が、本当に「優しい人」って言うんだと思います。
    逆に頑張り過ぎるせいで、周りの人が心配になる事もあるから、ゆっくり、マイペースでいてください。それで十分ここちゃんは魅力的だからね。

    まりこさんもお話に聞いている限り、とても優しい方だと感じました。まりこさん以外にも、クローバーの皆さんは本当に人間の美しさを体現してくださる人ばかりですね。他者の為を想ったり、社会の為を想ったりする事は、とても人間らしくて、尊い行為だと感じます。クローバーが、統合失調症やそれ以外にも障がいを持っている方に勇気や希望を与えている事は言うまでもないですし、そうでない方にも、社会の多様性を考える中で一つの情報として有益なものである事も確かです。全ての人が平等に個性を発揮出来る世の中になる為にも、心に傷を負ったり辛い生活が続いている方の為にも、皆さん一人一人の力の総合力で、このクローバーを発展させて行ってください。
    僕も陰ながら、いつも応援しています。皆さんの事が大好きです。

  • #6

    まりこ (月曜日, 28 10月 2019 21:03)

    こうたさん

    メッセージを、ありがとうございます。

    私のメッセージも読んで頂き、ありがとうございます。

    心さんは、本当に可愛らしく、又とてもしっかりされた魅力的なお方です。

    こうたさんも、メッセージから、とても賢く立派なお方と思います。

    クローバーの一人一人が、沢山の良いところを持っていて、一人一人を支え合っている。と思います。

    こうたさんの仰っるとおり

    クローバーが社会、世の中に発展していって、一人でも多くの人の心に届きますように

    私も皆さんの事が大好きです。

    これからも、ずっと宜しくお願いします。

  • #7

    ヒロくん (月曜日, 04 11月 2019 23:46)

    こうたさん、そしてクローバーの皆さん、久方ぶりです。
    こうたさん、環境も変わり、嫌な事から解放され、本当に佳かったですね。いじめというやつは実に厄介なものですよ。でも、いじめられたことで他人への心の痛みを知ることができ、本当の優しさを身につけられたと思います。また。いじめられたからこそ、耐えて自分自身の心も強くならなければならないし、強くなられたでしょう。人間生きていく上で無駄なことわなく、何か意味があり、後々にそのことが生きてくるものと私は確信しています。クローバーの皆さんも今苦しんでいる方もおられると思いますが、今は辛いでしょうが、今は台風の真っただ中にいると考え、台風が過ぎ去れば、晴れ渡った空が観えると思い、ここを乗り越えていきましょう。
    人間、辛い、苦しい思いをしたらこそ、また悩んだからこそ、乗り越えた後には本当に強くなれた人間に成長できます。とにかく悩んでいても何も状態や状況が変わることはなく、病状が回復期になった方などは決して無理はせず、自分のできることから始めて、少しずつでよいですから半歩でもよいから、訓練、訓練と思い、自分に自信をつけるように小さなことから自身を深めていくことにしていきましょう。
    久々に諏訪さんやまりこさん、こうたさんやこころさんがコメントを寄せていましたので、私も参加させて戴きました。
    私はスマホを持っていませんのでラインに参加することができず、大変有り難い機会を与えてくだっさたことに感謝致します。つたない文章力で申し訳ありません。
    ではまた、お逢いしましょう。

  • #8

    諏訪 (火曜日, 05 11月 2019 03:38)

    こうたさん、お久しぶりです。こうたさんは、非常に人生に対して誠実な方ですね。僕も、そうありたいです。

  • #9

    諏訪 (火曜日, 05 11月 2019)

    連続コメントします。こうたさん、マジック見ました!トランプさばきいいですね!

  • #10

    ko uta (金曜日, 08 11月 2019 07:53)

    皆さん、僕のマジックを見てくださってどうもありがとうございました。たくさんの好評を頂けて、本当に嬉しかったです。趣味でちょっとやっているだけで、至らない所もたくさんありましたが、話し方などまで褒めてくださる方もいて、練習が報われた感じがしました。誠にありがとうございます。意外とマジックって簡単ですし、今はネットとかでもマジックを勉強出来る時代なので、手先の運動やコミュニケーションのツールにもなるし、趣味としてはオススメです。

    人生に対して誠実という言葉を借りるなら、人生に無意味な時なんてないと思うんです。いじめられる生活だって、病気に苦しむ日だって、自分の人生を構成する大切な材料です。勉強はいくらでも出来るけれど、知識だけではどうしようもない「経験」は大きな財産ですから、そういう辛い事を自分の気持ちを通して知っているというのは、やはり強みになると思います。
    台風の後の青空も傘を差していたら気が付かないかもしれません。濡れたって泣いたって良いから、吹き飛ばされないように地面にしっかり足を着いて、心をさらけ出しながら、誰かと手と手を取って台風を最高の思い出にしたいですね。

    インフルエンザが今年は早くから流行っていますので、皆さんも健康にはお気を付けてください。

  • #11

    諏訪 (日曜日, 10 11月 2019 20:15)

    こうたさん、僕は今、就労移行支援事業所で就活のためにがんばっています。会社には、自分を否定されても、自分自身で自分を否定しないようにしたいものです。

    こうたさんも、風邪などひかぬよう…。僕はひいてしまいました笑。

  • #12

    わかめ食堂 (土曜日, 04 7月 2020 18:36)

    クローバーの皆さん、初めまして。わかめ食堂です。
    本日、初めてクローバーの定例会に参加しました。皆さん、とっても優しくて真っ直ぐな方ばかりで、お話を伺うと本当に一生懸命自分の人生を生きていらっしゃると感じました。人生に試練はつきものですが、悩んでいるのは自分だけではないと励まされました。皆さんの存在は、私にとって希望です。明日から、また心新たに頑張って生きていこうと思えました。感謝しています。ありがとうございます。
    私はこう見えて物凄くあがり症で言葉が上手く出てきませんが、皆さん真剣に耳を傾けてくださるので本当にありがたかったです。まだまだ未熟な人間ですが、日々生かされていることに感謝をして、皆さんの悩みや苦しみを理解できるようこれからも精進してまいります。また機会がありましたら、是非仲良くしてくださいね。
    どうぞよろしくお願いいたします。わかめ食堂でした。

  • #13

    こころ (日曜日, 05 7月 2020 14:12)

    わかめ食堂さん

    こんにちは。
    温かいメッセージをありがとうございます。
    わかめ食堂さんがクローバーの仲間入りをしてくださり
    とてもうれしいです。
    末永くよろしくお願いします。

    わかめ食堂さんのお話しも、これまでの人生を本当に真剣に、
    努力と楽しむことと優しさを忘れずに頑張ってこられたことが
    よく伝わり、そんな豊かで素敵な人と出会えたことが本当に
    うれしく思いました。
    もっともっと、わかめ食堂さんのお話しが聴きたかったです。
    またゆっくりお話し聴かせてくださいね。

    私達の存在が希望だなんてとてもうれしいです。
    私にとっても、わかめ食堂さんとの出会いは希望です。
    共に頑張り、共に泣いて笑って、支え合って生きていけたら
    幸せです。

    わかめ食堂さん、とてもお話が上手な方だと思いましたよ。
    分かりやすく、心地よかったです。

    またお会いできる日を楽しみにしています。

  • #14

    ウズラなめこ (月曜日, 24 5月 2021 14:37)

    はじめまして。私のペンネームは「ウズラなめこ」といいます。
    私も統合失調症の症状が表れて入院生活を送っていました。しかし、約3か月の期間を経て、先日ようやく退院できたところです。私自身まだ統合失調症という症状に向き合って間もないですが、多くの統合失調症の方と悩みを共有してその悩みを解決していきたいと考えています。私が出来ることの一つとして、テーマトークに挙げられたコメントに対してレスポンスを行うことだと考えています。是非、一緒に考えていきましょう。よろしくお願いいたします。

    テーマトーク1 皆さんの主治医の治療方針について
     「前の主治医からは『私ができることは薬物治療しかない。カウンセリングなどは紹介するから、他でやってもらってくれ』と言われた。今の主治医は話は聞いてくれるが、方針は同じ」

    薬物療法しかないと言われるとショッキングですね。私もできることなら薬を飲むことは止めて生活したいです。しかし、薬を飲むことを止めたことによって、症状が再発してしまい、身近でお世話になっている人を傷つけてしまったという事例を何度も伺っています。
    主治医の方針は基本的に間違っていませんが、治療方針の伝わり方に問題があったように感じています。クローバーで治療方針について、自分の口から発表することができて良かったと思います。
    私自身、薬は統合失調症と向き合うための手段の一つにしか過ぎないと考えています。手段を利用しているのだと考えれば自然と薬を飲むことにも抵抗がなくなります。是非、参考にしてみてください。

    テーマトーク2 病気になって失ったもの
    「人間関係、仕事、夢を失った。陽性症状が出ると、事情を知らない人からしたら、昼夜問わず、とても嫌なことを言ってしまった。その後、謝って、人間関係が戻っても、また再発して、陽性症状が出ると、同じことを繰り返してしまう」

    「人間関係、仕事、夢を失った。」とは悲しいですね。私も統合失調症によって、大切な人との人間関係を失った経験があるので、気持ちは痛いくらいわかります。同じことを繰り返さないために「自己ルール」を明文化してみてはいかがでしょうか。私の場合は自己ルールの第一に「私の名前は○○である。」とノートに明文化しています。どんなに人間関係を失ったとしても生きている限り、自分自身を失うことはありません。
    そして、同じことを繰り返さないためには過去のことを振り返らないことです。反省しなくても良いとまではいいません。しかし、私たちができることは今日できることしかありません。失ったものばかりみても前には進めません。今日できることを精一杯行うことが大切です。
    「自己ルール」の明文化はおすすめですので、是非、やってみてください。


    テーマトーク3 調子を崩した時に、調子を取り戻してコミュニケーションを取る近道
    「病気でいろんなところで敏感になり、コミュニケーションがうまくとれない」

     いろんなところで敏感になることはしょうがないかと思います。それだけ統合失調症は感性が豊かな病気である証拠です。いろんな刺激があるなかで、コミュニケーションに集中することはとても難しいということもよく理解できます。そんなときは「常識を疑って信じよ」という言葉を思い出してみてください。あらゆる常識に対して疑ってかかり、疑問を解消できるようになることです。そうして疑った常識は信じられるものだとわかれば、一つの物事に集中することも可能です。いろんなところで敏感に感じるのであれば、何に対して敏感になっているのかを具体的に表してみてください。敏感に感じているところは私たち人間のなかでは常識となっていることで気付くまでに時間がかかるかもしれません。しかし、一つずつ常識を具体的に表すことができれば、コミュニケーションをとることにも問題なく取り組めるかと思います。
     「常識を疑って信じよ」という言葉を是非、胸の内にしまっておいてください。

    テーマトーク4 幻聴の対処の仕方
    「自分は幻聴についてある仮説を立てている。幻聴は自分の奥底の声で、自分はダメなやつだと思っていると、幻聴もそんな自分を責める内容を言ってくる。理解ある家族がいなくても、できることを増やしていき、自分の良いところ、満足できることを増やしていくことが大事だと思う」

     その仮説が正しいかどうかは本人にしかわからないことだと思います。なぜなら統合失調症の持つ異種性によって、本人にとって正しいかどうかの基準は異なってくるからです。それを踏まえたうえでコメントをさせて頂くと、その仮説に対して一部疑問に感じることがあります。私は自分自身のことをダメなやつとは思っていないにも関わらず自分を責める内容の幻聴を聞いた経験があるからです。正確に仮説を正すのであれば、「自分のことしか考えられないと、幻聴もそんな自分を責める内容を言ってくる。」ではないでしょうか。
     仮説に対しては疑問に感じましたが、「できることを増やしていき、自分の良いところ、満足できることを増やしていくこと」は私も大事だと思っています。私は今日のいいことを少なくとも3つ挙げて日記帳にまとめるということを行って自己分析をしています。
    日記帳は自分自身を見つめ直す判断材料となります。是非、やってみてください。