クローバー定例会 第68回

クローバー 横浜定例会 第68

 

 2021124日の横浜会場にて、以下のテーマについて皆で話し合いました。

 

1.定例会記録とブログ

2.友人関係

3.自己啓発

4.主体性

 

 以下、当日の議論の詳細です。

 

1.定例会記録とブログ

 

 クローバー公式の「ブログ」では、2019105日(クローバー第37回)の「定例会記録」を最後にして記録が途切れています。本件について、クローバー代表のこころさんとメンバーの山内が話し合ったところ、「定例会記録」の「ブログ」を復旧させたいという話にまとまりました。定例会では、「定例会記録」について当日のメンバーと改めて話し合いました。

 

 本日の「ブログ」以降、最新の「定例会記録」が続々とアップされていく予定ですのでご期待ください。山内は「横浜定例会」と「あざみ野定例会」のどちらにも出席して、当日の「定例会記録」を取り、公式の「ブログ」にアップするつもりでいます。ただ、「記録係」は今のところ山内しかいません。また、山内は定例会参加の優先枠が無く、義務的に参加する訳でもありません。

 

 もしかすると、定例会の予約が既に満員である時、あるいは山内の都合で欠席する時なども、今後はあるかもしれません。その時は、当日の定例会に参加しているメンバーで記録を取れそうな人が、代わりに記録を取るという結論になりました。しかし、「記録係」の担当が難しいメンバーばかりの時は、残念ですが、その日の「定例会記録」は無しになります。

 

2.友人関係

 

 とある友人と喧嘩をしてしまったことを契機に、「友人付き合いを反省したい」というテーマが問題提起されました。「友人関係」に疲れると喧嘩をしてしまうこともあるようです。「友人関係」の悪化を予防する為には、友人と適切な心の距離を保った上で、お互いの価値観や行動を調整できるバランス感覚が大事である、という話の流れに展開しました。

 

 友人と付き合う上で、「相手の主張を聴くこと」と「自分の主張を訴えること」のどちらがより大事か、という話題も出ました。友人の言い分を断るのが怖い、なぜなら相手を傷つけてしまうから、という危機感もあるようでした。その一方で、相手の言い分ばかり聞いていては、自己主張したいことが全くできずにストレスが溜まり悩みの種にもなるようです。

 

 そもそも「友人関係」とは、「自己犠牲」や「主従関係」の上で成り立っているのだろうか、という疑問も提起されました。ですが、相手も言い分があることは認めた上で、自分自身の言い分もきちんと伝えられてこその「友人関係」であるという意見もありました。言い換えれば、自分が無理するばかりで相手だけ優先する「人間関係」は、適切な「友人関係」とは言えないのかもしれません。

 

3.自己啓発

 

「自己啓発」には様々な分野が存在するようです。メンバーの中には、DVDYouTubeを観ながら、体操やピラティスといった「運動」による「自己啓発」の取り組みをしている人達もいました。「運動」をして心身を鍛えることで、健康が保てることもあれば、達成感を味わえることもあるようです。

 

 一方で、「読書」をすることで「自己啓発」に取り組むという意見もありました。「人間力を高めるにはどうすれば良いか」という問題に答えてくれるのが「読書」かもしれません。例えば、「人間性心理学」の分野では、ヴィクトール・フランクルという二十世紀の精神科医がいました。代表的な著作である『夜と霧』や『それでも人生にイエスという』などでは、ナチスの時代の強制収容所を経ても「人生に意味があると言えるか」が問われました。他にも、『論語』を読む、寺で僧侶の説教を聴くなどの意見もありました。

 

 そもそも、「啓発」は「啓蒙思想」の語源である“enlightenment”(=光を当てること)から由来します。今まで知らなかった「未知」のことを知る行為によって、改めて「既知」にすることで自らを高めていくものです。「運動」も「読書」もそれ以外の手段も、自分自身の生き方をより良いものに変えていく為に「自己啓発」として利用したいものですね。

 

4.主体性

 

「主体性」という言葉は精神疾患のリカバリー用語から由来します。「主体性」を大事にするべきか、が今回は問題提起されました。「主体的」に生きること、すなわち、「自分のやりたいことや言いたいことをどこまで通すべきか」が人間関係では悩ましいところです。なぜなら、やりたいことや言いたいことがあるのは自分だけではなく、自分自身と関わっている他の全ての人々にも都合があるからです。

 

「自分がやりたいことをやれるのであれば何をしても良いか」という問い掛けもありました。つまり、「自分の都合だけを優先した結果、他の人を傷つけても良いのだろうか」という話です。「自分を大切にして相手も大切にできる」がベストかもしれませんが、人生はなかなかそう上手くもいかないことが多いようです。しかし、やりたい、でもできない、だけれどやりたい、というジレンマに陥るともう何もできなくなります。そうなると今度は、人を恨んだり妬んだりする悪循環にも嵌らないように気を付けたいという意見もありました。

 

「主体性」という問題を考える上で先人の知恵が有効な場合もあることでしょう。例えば、メンバーからは以下のような紹介がありました。「アサーション」(=“assertion”)とも言われる「自己主張」のコミュニケーション技術には、相手の主張も尊重した上で自分自身の主張もきちんと伝えるという考え方があります。主張する情報の取捨選択技術の話題だったかと思いますが、「主体的」に答えを選び取ることに絶対的な答えはないようです。「人生は何を選んでもリスクがあるから後悔は先に立たない」という議論の流れに落ち着きました。

 

   クローバー定例会記録係(山内)