東京オリンピックも終わり残暑が厳しい日々が続いていますね。
緊急事態宣言下、満足に出かけることもできずに皆様どのようにお過ごしでしょうか?
そんな時は涼しい室内で映画を観たり本を読んだりするのも良いかもしれませんよ。
今回は、心に残った映画や本(統合失調症編)をご紹介したいと思います。
〇ビューティフル・マインド(2001年映画)
主演 ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー
ノーベル賞を受賞するほどの著名な経済学者であるジョン・ナッシュが、統合失調症となるが妻の献身的な支えにより病気を乗り越えて
ノーベル賞を受賞するまでの道のりが描かれた映画です。
この映画が劇場で封切られたころ、私は統合失調症の様な症状がありながらも診断はされておらず苦しい日々を送っていました。
その当時お付き合いしていた方が、たまたま映画好きだったため一緒に観に行ったのでしたが
主人公が幻覚として見えている、友人やスパイの描写や精神病院でのショック療法のシーンなど観ているのが辛くなってしまった記憶があります。
現在、統合失調症の症状に苦しめられている方のは正直こちらの映画はリアルすぎてお勧めはできませんが
妻の一言により、主人公が病気と向き合いノーベル賞を受賞するまでの道のりはとても感動的です。
私事ながら、当時一緒に観に行った彼氏とは別れてしまいましたが名作映画を教えてもらったことは今でも良い思い出となっています。
〇統合失調症がやってきた(松本ハウス ハウス加賀谷 幻冬舎文庫)
主人公のお笑い芸人であるハウス加賀谷さんが、統合失調症を発症してからお笑い芸人としての成功をおさめるまでが描かれた自伝的なエッセイです。
この本を手に取った当時、私は就職したばかりの職場を3か月間休職するという緊急事態に陥っていました。
「もう大丈夫!」だと思って、自己判断により薬をやめてしまう事の怖さはこちらの本にも描かれていますが、
どのようにしたら、長く病気と向き合っていても楽しく過ごすことができるかまた、主人公が社会復帰して芸人として成功するまでの様子にとても勇気づけられました。
病気について詳細に書かれた解説書の様なものを読むことも大切ですが、こういった自伝的な映画やエッセイから病気との向き合い方を知る良い方法かもしれませんね。
もちろん、統合失調症自助会「クローバー」ではともに学び支えあう会員を随時募集しております!
現在は、緊急事態宣言下のため定例会は自粛させていただいておりますが再開されましたら是非是非ご参加を検討いただけたらと思います。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
文責:ふろね子
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ウズラなめこ (金曜日, 13 8月 2021 17:17)
ビューティフル・マインドは私も観ました。一番、印象に残っているセリフは「君のネクタイの趣味の悪さは数学的に証明できる。」でしたね。意味のないものから、意味を見出してつなげる感覚は私も共感出来ました。統合失調症はそれだけ感性の豊かな人たちに影響を与える脳の病気なんだと思いました。
こころ (土曜日, 04 12月 2021 16:59)
ウズラなめこさん
はじめまして。
メッセージありがとうございます。
「ビューティフルマインド」の内容、私は忘れてしまったのですが、
意味のないものから、意味を見出してつなげる感覚。私もよく分かりますし、
私自身、日常の中でそういう体験がたくさんあります。
その体験は辛いことが多く、生きづらいなと思うことも度々ですが、
それだけ感性が豊かと言っていただけると救われるものがあります。
確かに見方を変えれば、それだけ想像力もあるのかもしれませんね。
大事な気付きを、ありがとうございます。